知の力日記帳

6人の知の力を集めて「生きる」力を説き起こします。

第11回:第1章 個の話 第1話(5)

f:id:chinochikara:20120419085025j:image:w120:right理屈は何でも良い、何かしたい。
知の共有をしようと6人が集まりました。

知を共有する6人の縁を広げ、6人の経験知を徹底的に共有し、6つの視点から「生きる」力を説き起こします。

どなたもお気軽に。コメントをお待ちしています。

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「生きる」力! ~不可思議な6? 空(くう)の中身~
第11回:第1章 個の話 第1話(5)
~人間は、60兆の細胞からなる芸術作品!~


逆に、数の単位を小さくしていくと、

10のマイナス1乗(10分の1)が、「1分」、10のマイナス2乗が「1厘」、10のマイナス3乗が「1毛」・・・そして、10のマイナス6乗は「」となります。

以下、

「しなやか、糸筋、たおやか」などを意味する

  • 10のマイナス7乗:「繊(せん)

「川などの水辺から出来た比較的粒の細かい砂」を意味する

  • 10のマイナス8乗:「沙(しゃ)


「部屋の隅」にたまるもの。日頃の心がけが大切ですよね。

  • 10のマイナス9乗:「塵(じん)
  • 10のマイナス10乗:「埃(あい)


「水面などが限りなく広がり遥かに霞んでいるさま」を意味する

  • 10のマイナス11乗:「渺(びょう)


「果てし無く広々としている様、取り留めがなくはっきりしない様」を意味する

  • 10のマイナス12乗:「漠(ばく)


「ぼんやりとしたさま」を意味する

  • 10のマイナス13乗:「模糊(もこ)


ここまでは「視覚」の世界でした。
「模糊(もこ)」 の次の単位からは「時間」の概念になります。

「憧れの人」に想いを伝えるときの気持ちはどんな気持ち?

  • 10のマイナス14乗:「逡巡(しゅんじゅん)


想いを伝えて返事を待つ「しばらくの間」は長く感じますが、実際は「逡巡(しゅんじゅん)」の10分の1です。

  • 10のマイナス15乗:「須臾(しゅゆ)


息を呑んで返事を待つ瞬間、「瞬間にする息のように短いもの」を意味する

  • 10のマイナス16乗:「瞬息(しゅんそく)


慣れた人はパチッと音が出ます。転じて「爪弾(つまはじ)き」となり、「嫌悪や排斥の気持ちを表す」行為から、時間の概念に用いられるようになりました。青年の恋は、だんだんと雲行きが怪しくなってきました。

  • 10のマイナス17乗:「弾指(だんし)


「自棄(やけ)のやん八(ぱち)日焼けのなすび、色は黒くて食いつきたいが、わたしゃ入れ歯で歯が立たないよ、ときた」(映画「男はつらいよ」寅さんの口上より)。諸説あるようですが、「指をひとはじきする(弾指)間に65刹那(せつな)ある」と言われています。

  • 10のマイナス18乗:「刹那(せつな)


小さな数の単位は、6の3倍である10のマイナス18乗まで小さくなりました。

せつなる間に、せつなる願いを込めて。
「憧れの人」に想いを伝えた青年の「刹那の想い」やいかに。
青年の恋は破れてしまうのか、それとも成就するのでしょうか。