知の力日記帳

6人の知の力を集めて「生きる」力を説き起こします。

第14回:第1章 個の話 第2話(1)

理屈は何でも良い、何かしたい。
知の共有をしようと6人が集まりました。

知を共有する6人の縁を広げ、6人の経験知を徹底的に共有し、6つの視点から「生きる」力を説き起こします。

どなたもお気軽に。コメントをお待ちしています。

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「生きる」力! ~不可思議な6? 空(くう)の中身~
第14回:第1章 個の話 第2話(1)
~人間は戦う細胞である!~


フランスの思想家パスカルは、彼の手稿で「人間は考える葦である」と言っていますが、今は、悩める若者に、「人間は戦う細胞である」と言いたい。

細胞と言えば、60兆の細胞の中で悪者と戦う細胞がいる。

「NK細胞とiPs細胞が未来を見通す。彼らのお陰で、不治の病が治るかもしれません?」これは、すごいことですよね?

NK細胞とは、1970年代に発見されたナチュラルキラー(Natural Killer)細胞のことです。何か殺し屋みたいですね?

最初に聞いたときは「何だ、これは?」と思いました。

調べてみると、自然免疫の主要因子として働くリンパ球の一種のようなのですが、人にとって嬉しいことに腫瘍細胞やウイルス感染細胞を拒絶する力を持っているようです。
正義の使者のようですね?

一方、近頃良く話題に上がるiPs細胞は、2006年に発見された再生医療を実現するために重要な役割を果たすと期待されている細胞のようです。

人間の皮膚などの細胞に、ある組織や臓器の遺伝子を導入しで培養すると、ある組織や臓器の細胞に分化し増殖する能力を持っている「多能性幹細胞」というすごい細胞。嬉しいのは、世界で初めてiPs細胞の作製に成功した京都大学山中伸弥教授が名付け親です。その成果により2012年ノーベル医学・生理学賞を受賞いたしました。

人工多能性幹細胞 (induced pluripotent stem cell)?

世界に認められた日本の医学・生理学。何か誇らしいですよね?