第34回:エピソード④ - H氏の「個の能力の発現風景!」から生まれる知とは??? -
理屈は何でも良い、何かしたい。
知の共有をしようと6人が集まりました。
知を共有する6人の縁を広げ、6人の経験知を徹底的に共有し、6つの視点から「生きる」力を説き起こします。
どなたもお気軽に。コメントをお待ちしています。
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第34回:エピソード④
- H氏の「個の能力の発現風景!」から生まれる知とは??? -
あこがれの大舞台で、楽しみながらベストを尽くしたい!
2012年秋、大人のためのピアノコンクール全国大会当日、H氏は抱負を語りました。
平均年齢60歳、6人のメンバーの一人H氏は、40歳からピアノを習い始めました。ドレミのド「バイエル1番」からはじめて、5年目を迎えた2012年春、バイエルの次のステップとして、ベートーヴェン作曲「エリーゼのために」を練習していたときに、大人のためのピアノコンクールが開催されていることを知り、思い切ってエントリーしました。
地方予選(東京ブロック)では「優秀賞」を受賞。全国大会では課題曲「エリーゼのために」を演奏し、クラシック音楽専門家による審査の結果「銀賞」を受賞しました。
【コンクール演奏風景(銀座ヤマハホール):エリーゼ音楽祭事務局提供】
「大人になってからピアノをはじめても、エリーゼを弾くことができるようになります」と語るH氏は、ピアノの練習を含めて、日頃から心がけていることとして、次の6つをあげています。
【H氏が日頃から心がけていること】
- あせらず
- たゆまず
- おこたらず
- がんばらない
- あきらめない
- 音のない休符の時間を大切にする
「個の能力の発現風景」から生まれる知は無限といえるでしょう。H氏の例は、あくまでも一例に過ぎませんが、個々人が持つ無限の能力を引き出し、知識を知恵に変えて実践することで、知の力が「生きる」力になるのではないか。私たち6人のメンバーは、このように考えています。